福岡県立門司学園中学校・高等学校 校 長 中島 一生
令和５年４月に、校長として赴任いたしました中島一生と申します。本校のＨＰをご覧いただきありがとうございます。
本校は、門司高等学校と門司北高等学校を再編・統合するという形で平成１６年度に県下で初めての県立併設型中高一貫教育校として中学校が開校し、本年度で中学校は２０年目、高等学校は１７年目を迎える学校です。本年度は、１０月に創立２０周年を祝して記念式典を北九州芸術劇場で挙行する予定です。本校は、「自立」「勉学」「創造」の校訓のもと、社会の変化に主体的に対応できる、豊かな心を持ち、新しい時代を切り拓くたくましい人間の育成に努め、歴史は浅いですが、多くの有為な卒業生を輩出してきました。在校生も、この猿喰の地で新しい歴史と伝統を築こうとした先輩方の思いを受け継ぎ、さらに発展させていくという強い気持ちをもって、勉学に、学校行事にまた部活動・生徒会活動にひたむきに取り組んでいます。
現在、中高合わせて７２２名の生徒が歴史ある猿喰の校舎で生活しています。「中高一貫教育」の大きな特徴として「異年齢交流」が挙げられますが、体育大会、学園祭、部活動等あらゆる機会に中学生と高校生が協働することにより、教育的効果が着実に上がっています。高校生は、学習面、学校行事や部活動などにおいて、門司学園生の模範となる先輩としての自覚を持って意欲的に行動し、中学生はその高校生の後ろ姿を見て憧れ、刺激を受け、学校全体として全員が一生懸命に取り組み、活気ある雰囲気に満ち溢れています。中学校・高等学校とも部活動等の課外活動が盛んで、これまで多くの部活動や研究活動が県大会、九州大会、そして全国大会出場という成果をあげています。
また、本校では、「わかる、おもしろい、味のある授業」を提供するとともに、生徒の習熟度に合わせて進路実現に必要な学力、思考力・判断力・表現力や課題解決能力を身につけていくシステムを採用しています。教員が生徒一人ひとりに対応したきめ細かな指導を行いながら、同時に生徒同士でお互い助け合って教え、切磋琢磨しながら共に伸びていくことにより成果をあげています。
私事ですが、門司学園には平成２３年度から２９年度までの６年間、高校でお世話になっていました。その間、３期生から８期生に携わってきました。６年ぶりに門司学園に戻ってきて、身の引き締まる思いです。ようやく、新型コロナウィルス感染症が収束を迎えつつある現在、いよいよ教育活動も正常化していくと思います。ただし、完全にコロナ禍前に戻すのではなく、より一層創意工夫を取り入れた新しい門司学園のスタイルを構築していきたいと考えています。生徒や教職員、保護者の方々や同窓会、地域の方々など門司学園を支えてくださる全ての方々と協力しながら、門司学園のさらなる充実・発展のために力を尽くす所存です。
小学生や中学生の皆さん、また、保護者の皆様、今後、本ホームページやSNSにおいて本校の教育活動に関する様々な情報を発信してまいりますので、本校への理解及び進路選択にお役立ていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。